富士山西麓物語パスポート Now Loading
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変幻する富士の物語

大沢崩れD-4

富士山の真西の斜面に大きくえぐられた「大沢崩れ」。その迫力ある山容が遠くからも望める。巨大な谷は、山頂直下から五合目付近まで達し、現在も毎日少しずつ崩落が続いている。崩落は千年以上昔から始まり、そして富士山が今なお悠々と成長をしている証だ。

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朝霧に浮かびあがる幻想的な富士山。 大空と緑の高原に両手を広げたような富士山。
また、富士山の頭上から昇り、天をめぐる太陽や月や星々。そして、山体に深く刻みこまれてきた大噴火の歴史...。
静岡県から山梨県にまたがる西麓の道をゆっくり巡り、 旅すれば、遠くからは完璧な円錐形をして見える富士山が、実は24時間、365日、また360度、おなじ姿でないことがわかる。山頂に登らずとも、神々しい霊峰の息づかいは、すぐ間近にあった。それが西麓から出会う富士山だった。

田貫湖からのダイヤモンド富士

田貫湖からのダイヤモンド富士A-4

朝霧高原にある「田貫湖」は、富士山の真西に位置する周囲約3.3kmの自然豊かな湖。真東に霊峰を仰ぎ、西麓を代表する「ダイヤモンド富士」の観測ポイントとしても有名だ。富士山頂から朝日が昇る、その神秘的な自然現象を望めるのは、4月20日、8月20日の前後1週間。湖面に映って「ダブルダイヤモンド富士となる確立も高く、パワースポットとして人気がある。

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パール富士

パール富士

太陽が昇る「ダイヤモンド富士」に対し、満月近くの月が富士山頂と重なる現象を「パール富士」と呼ぶ。西麓からは主に日没近くの月が昇るタイミングで観測できる。絶好のチャンスは年に数えるほどだが、さえぎるもののない西麓の道は、観測の好適地。蒼色をした宵空にとけゆくような富士山と、白く輝く月が重なりあい、なんとも幻想的。富士山と宇宙を感じられる風景だ。

竜ヶ岳からのダイヤモンド富士

竜ヶ岳からのダイヤモンド富士A-2

本栖湖南岸の標高1,485mの竜ヶ岳では、年末年始の日の出に「ダイヤモンド富士」を拝むことができる。

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千円札の富士(本栖湖)A-2

富士五湖のなかで最も深い「本栖湖」は、透明度が高く、瑠璃色の湖水の美しさは五湖のなかでも随一。その本栖湖北西岸からの「逆さ富士」こそが“、千円札と旧五千円札に描かれた湖と富士山” である。五月の凪ぎの日など年に数回しか見られないありがたい風景に、運が良ければ出逢えるかもしれない。

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千円札のモチーフになった岡田紅陽「富士山 湖畔の春」

千円札のモチーフになった
岡田紅陽「富士山 湖畔の春」

「岡田紅陽」は富士山写真家の第一人者。代表作のひとつ「湖畔の春」は千円札の図柄の元にもなった。本栖湖北岸近くの峠道から、ほぼ同じ構図で紅陽氏が愛した至極の富士を望める。

紅富士と月

紅富士と月

「紅富士」は富士山が冠雪する季節だけ観られる絶景の自然現象。朝日または夕日の残照が真っ白な山肌に映え、富士山が燃えるような紅色に染まる。富士山の全貌を間近に望める西麓では一層ドラマチック。

星空と富士山

星空と富士山

霊峰の頭上ひろがる満天の星座群、流星、天の川…。空気が澄み、人工光が少なく、空が大きい西麓だから出逢える絶景。

精進湖 子抱き富士

精進湖 子抱き富士B-1

明治期に訪れた外国人により“東洋のスイス”と讃えられた「精進湖」の北西岸からは、手前の側火山「大室山」を富士山が抱っこして見える。何度も噴火を重ねてきた富士山がつくり出した代表的な風景。

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ふもとっぱらの富士A-3

富士山がまる見えの特等席にある“ふもと”のキャンプ場。広大な芝生広場にテントを張れば、キャンプを楽しみつつ朝から夜まで刻々と表情を変える富士山を一日中こころゆくまで堪能できる。

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ふもとっぱらの富士